仕事とプライベートの切り替えの大切さ

 仕事は労力が伴うものですが、趣味や好きなことを活かせているとなるとポジティブなイメージのみが強くなります。

 しかし、どのような仕事でも始業時間と就業時間、残業などがあります。趣味は好きな時間に始めて好きな時間にやめることができ、苦痛を伴うことは滅多にありません。一方で仕事には定時や就業ルールやマナーなどさまざまな制約が存在します。どんなに好きな仕事でも、業務によってはあまり関心がないものでも引き受けなければならないのです。

 こうしたことから、趣味や好きなことを仕事にしている場合は、気持ちの切り替えがとても大切になります。好きなことだとついつい追求して極めたくなるかもしれませんが、仕事だと割り切って考えないと精神的に苦痛を感じるようになることがあるからです。

 フリーランスの場合は、自分の裁量で仕事を進めていけます。しかし、企業に属している場合はクライアントや上司などいろいろな立場や関係性があり、自分に裁量がないと感じることも珍しくないでしょう。もっと追求したいと思っても、ある程度で手を引かなければならないケースがたくさんあります。

 この状態で仕事を終えて、退勤後や休日にも悶々と考えてしまうようでは遅かれ早かれその仕事自体が辛くなります。趣味や好きなことでも、それ自体が嫌になってしまうこともあるのです。

 仕事は仕事、プライベートはプライベートとしっかり気持ちを切り替えて考えることが大切です。退勤後や休憩時間、休日などに仕事のことを引きずらないように、オンとオフを切り替えて過ごすように意識しましょう。